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言語聴覚士のやりがい

言語聴覚士はさまざまな理由から言葉を失ってしまったり、聴覚に障害がでてしまった人に訓練で日常生活に支障のないレベルに回復させるお手伝いを訓練を通じて実施することが主要な仕事です。また接触障害や嚥下障害などで食べ物を食べるということに重大な問題をかかえてしまった人の状況改善も大きな仕事になります。

こうした患者さんを対象として訓練を実施し、改善が見られれば当然言語聴覚士にとっては自分の存在意義も含めて大きなやりがいを感じることは間違いありません。しかし訓練の成果だけにやりがいを感じるということは言語聴覚士の仕事では実はほんの一部にしかなっていないのです。むしろ言語聴覚士にとっては訓練以前に患者さんとしっかりとした意思の疎通がとれるようになるかどうかが最大のやりがいポイントとなっているのです。

言語聴覚士が行う訓練の対象者はだれひとりとして自分が望んで傷害を持つことになったわけではありませんから、その不遇な状況をまず認識し、立ち直ろうとする自発劇な気分を作り出せるかどうかが非常に大きな問題となるのです。この気持ちを作り出すことができなければ訓練によって障害を改善することなどできません。そのためにはまず患者さんとしっかり向き合い、コミュニケーションがとれるようになることが重要なのです。現場で患者さんと向きあう言語聴覚士に話しを聞いて見ますと、むしろ患者さんと心が通じ合えるようになることが成果がでることよりも言語聴覚士にとっては大きなやりがいとなっていることがわかります。

日々の対応の中で少しでも患者さんとの関係が改善され、信頼を得ることができ、頼ってもらえるようになったり、訓練に意欲をもつようになったという小さな変化こそが言語聴覚士のやりがいの本質になっているというわけです。こうした患者さんの小さな変化というものを自分のことのように喜ぶことができ、患者さんとも共感しあうことができることは言語聴覚士の生きがいになっていますし、明日からの仕事の原動力にもなっているのです。

このように日々患者さんと接することで得られる気づきや、充足感をいったものを素直に喜べる人こそが言語聴覚士の適格者ということができるのです。相手のあることですから、すべてが自分の想定した計画どおりに進むはずはありません。状況に応じて臨機応変に対応できることが重要ですし、患者さんと限られた時間の中で日々しっかりと向きあうことができるようにすることがもっとも重要な仕事になるのです。

言葉で書くのは簡単ですが、こうした関係をすべての患者さんと作り上げていかなくてはならないわけですから、言語聴覚士自身人間関係で悩むことも多いもですが、それを苦にせず乗り越えていくことができる精神力や芯の太さといったものがこの仕事には求められるのです。資格さえとってしまえば継続していくことができるといった甘い仕事ではないことだけは確かです。自ら仕事をルーティーン化させてしまい日常的に楽することだけを覚えてしまうと、 自らの言語聴覚士として成長は止まってしまうことになります。日々向上心を持ちながら患者さんとのさらに良好なコミュニケーションを絶え間なく模索していく姿勢をいうものが重要になるのです。

言語聴覚士として第一線の現場でがんばっている人たちは、新人でもかなりのベテランでも常に自分との葛藤をかかえながら仕事に従事していることがわかります。辛いと感じたときでもこの仕事で味わう患者さんとのコミュニケーションによるやりがいは、困難を乗り越えることのできる大きな力になっているのです。 専門家としての知見や対応力もさることながら、この仕事の根底にあるのは、本当のやさしさや人の気持ちに寄り添うことができる、痛みをしっかり感じることのできる心をもっているかどうかということになります。知識はあとからいくらでも習得することができますが、人として患者さんと心を通わせることに努力ができるかどうかが最大のポイントとなってくるのです。

患者さんは10人いれば10人とも違う状況に悩み、しかも個々人はすべて性格も異なりますから、ひとつとして同じ対応をして済むものはありません。とにかく対象となる患者さんを粒さに観察して、細かいところまで見落とさないようにしていく神経の細やかさが求めれることになるのです。言語聴覚士をめざして、実際に国家資格を取得した人たちは、それなりに長い時間この仕事を目指してがんばってきていますから、この仕事の難しさについても事前段階からよく理解している人が多くなっています。それだけに実際に言語聴覚士になってみても困難さに直面して離職してしまう人はかなり限られている状況にあります。それだけ、我慢強く仕事をしている人が多いことが窺われます。簡単に直面する状況を諦めない、しかも日々努力して変化させていこうとする意欲こそが言語聴覚士の何にも変えがたいやりがいを引き出す大きな原動力になっているのです。

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