1. トップページ > 
  2. 言語聴覚士の年収・給料

言語聴覚士の年収・給料

言語聴覚士の年収は厚生労働省の発表している労働白書などを参考にしますと、300万から400万といってところがボリュームゾーンになっていることがわかります。1999年に開始された資格であることから有資格者の平均年齢もかなり低く、サンプル数も少ないことから勤務先によってかなりばらつきがあるのが言語聴覚士の年収と給料の現状ということができます。したがって直近の給与支給状況からいえば大手の病院に勤務しているほうが有利といえそうです。理学療法士や作業療法士と比べますとその資格者数が非常に少ないことから売り手市場になっていることは間違いなく、診療報酬などの問題から給与の上限はある程度決められているものの、待遇を含めると優遇されているケースも多くなっているようです。

月給のボリュームゾーンとしては22万円から26万円程度となっており、こちらも理学療法士や作業療法士などと遜色のない世界となっています。ただ、国家資格だから待遇がどんどんよくなるといった性格の職種ではありませんので、より使命感をしっかりもった人が選択すべき仕事であることは間違いありません。

言語聴覚士の報酬は、医療機関や介護機関、障害者施設などで働く他の職種と同様に国が定めている診療報酬にがその算定ベースとなって決められていますので、今後の年収の推移は診療報酬がどのように改訂されるかどうかに大きく依存しています。国の財政状況の厳しさからプラスの改定がはかられませんと、伸びは期待できない部分もあるといえます。そういう意味では施設の規模と報酬とは本来はあまり関係ないものとなっています。現状では2年ごとに医療関連の診療報酬が見直されていますが、リハビリテーションの利用機会は明らかに増加しているにもかかわらず、それに関連した診療報酬は数年前より低下傾向が続いており、報酬面からみると厳しい状況ということできます。

ただし、近年の言語聴覚士の場合には、診療報酬に依存しない民間の教育機関などでの勤務案件も多くなってきていることから年収はまさに勤務する業態に依存するようになってきているとも言えるのです。このあたりが医療系の他のリハビリ職とは異なる部分ということがいえます。
また、現在就業中の言語聴覚士の実に8割近くが女性であることもほかのリハビリ職とは異なる部分があり、結婚や出産後にまた現場へ復帰するケースも見られるようになっている点は言語聴覚士ならではとなってきています。

医療系リハビリ専門職全般に言えることですが、国家資格を取得して始める仕事ではあるものの、一度資格を取得してしまえば自動的に報酬としてどんどん華やかに上昇の軌道にのるという職種でないことは確かですから、あくまで仕事として使命感をもって携わることができるかという視点でこの仕事をえらぶかどうかを判断すべきものといえます。そのぐらい厳しい部分も大きくなりますし、覚悟をもって臨みませんと一人前の言語聴覚士としてはやっていかれないのが実情です。つまり国家試験さえ通って資格取得してしまえば一生安泰というほど楽な仕事ではないことはまず、試験を受ける前にしっかり覚悟しておくべきことといえます。

最近の傾向としては、リハビリ系で言語聴覚士以外にも理学療法士や作業療法士など複数の資格を保有する人が増えつつあることです。これは確実に年収アップにつながるようですし、高齢者施設で勤務することによって収入のアップを図るケースも増えているようです。たしかにリハビリ系の職種も総合的に知見と資格をもっている人間が強くもてはやされる時代がやってくるのは時間の問題といえそうで、新しい視点として考えておく必要があるともいえそうです。

今後2030年には3人に1人が60歳を超えるという、これまでになかったような高齢化社会が到来しようとしていますので、医療の中でもリハビリ系の職種は今後非常に活発な動きになっていくことが予想されます。したがって、従来のキャリアパスとはまた別の仕事への従事の仕方が見つかれば、医療系で収入の伸び悩む世界を別の領域で克服することのできる仕事に就くことも可能になる時代がやってきそうです。

しかし、この仕事の本質は、やはり患者さんや対象者の気持ちをじっくり察してあげて、しっかり寄り添ってあげるところからはじめるものです。効率的なリハビリ作業を進めるというのとは異なる決め細やかなアプローチが必須の業務であることは変わりません。言語聴覚士は特に専門性の高い業務になりますが、それだけに患者や対象となる人々が十分にその中身に納得し、言語聴覚士を信頼してくれるようにならなければ、リハビリは成立していかないのです。医学的な知見だけではやっていかれない難しい部分をもっているのが言語聴覚士ということになります。そのことを常に意識して仕事にあたることが何にもまして重要なファクターとなってくることはあらかじめしっかり認識しておかなけらばなりません。

コンサルタントに希望を伝え、好条件求人や公開されていない求人を紹介してもらう方はこちら コンサルタントに相談する
PAGE TOP