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作業療法士の年収・給料


企業規模 年収
(万円)
月収
(万円)
時給
(円)
ボーナス
(万円)
年齢
(歳)
勤続年数
(年)
所定内実
労働時間
(時間)
超過実
労働時間
(時間)
復元労働者数
(人)
企業規模計 390 27 1,651 61 31.3 4.8 162 4 119,680
1000人以上 390 27 1,628 63 30.5 4.6 160 7 19,400
100~999人 385 27 1,634 62 30.7 4.8 161 4 86,160
10~99人 416 30 1,775 52 36.1 5.4 168 3 14,120

厚生労働省が毎年調査を行い、その結果を開示している医療就業者関連のデータによりますと作業療法士の平均年収は390万円で平均年齢は31.3歳、男女比率は男性53%、女性47%となっています。月給ベースでみますと月額27万円前後が平均ということになります。ただ、この数字には理学療法士も含まれているため、厳密な意味での作業療法士だけの年収は明確にはなっていません。また復元労働者数は抽出調査から推定した労働者数であるため、詳細は実際の数字と異なる部分もありそうですが、国が発表している数字としてはもっとも正しいものといえます。実際の状況でいいますと理学療法士と作業療法士は比較的似たレベルの給与ゾーンを形成していることがわかります。

理学療法士に比べますと作業療法士の数は少ないのが現状ですから資格取得後は作業療法士のほうが就職先には恵まれている状況となっていることは間違いありません。すでに直近の国家試験合格者数は理学療法士数が作業療法士の合格者数のほぼ2倍のペースで増加中であることを見ても、今後作業療法士のほうが希少性が高いことがわかります。

ただし、報酬という視点で見ますと、医療機関や介護機関、障害者施設などで働く作業療法士の給与は、医療・介護系における他の職種と概ね同様に診療報酬にがベースとなって決められているケースがほとんどですから、今後の年収増加は診療報酬がプラスに改訂されるかどうか次第のところがあります。国の財政状況の逼迫から改訂がはかられないと、伸びは期待できない部分もあるといえます。したがって、施設の規模感と報酬とはあまり関係ないことが認められています。ただ、今後民間企業など診療報酬の縛りと関係がなくなれば年収にも変化が見られることになりそうです。現状では2年ごとに医療関連の診療報酬が見直されていますが、リハビリテーションの必要性と患者の利用機会は明らかに増加しているにもかかわらず、それに関連した診療報酬は数年前より低下傾向が続いていることもまた事実です。介護保険下でのリハビリテーションに関しても、制度見直しは5年に1回、報酬見直しが3年に1回実施されている状況にあり、リハビリテーションに関する報酬向上はなかなか厳しい状況にあることだけは、この仕事を選ぶ前に冷静に理解しておく必要があります

国家試験によって取得した資格の場合には優遇された報酬を期待しがちですが、作業療法士はそうした華やかな報酬を期待する職業ではないことだけはあらかじめしっかりと理解しておくことが必要です。現状では作業療法士の平均年齢が低いことから平均年収になるとあまり高いものには見えていませんが、今後平均年齢の構成が変わってくると状況にも変化が訪れることになりそうです。

この仕事の場合には性別による差もほとんどなく、比較的平等な職種ということができます。とくに患者さんや対象者の性別が女性の場合には女性の作業療法士のほうがしっかりとコミュニケーションがはかれれることもありますし、 際立って高い報酬は得られないものの、しっかりとして安定した待遇を継続して得ていくことができるのがこの仕事の特徴といえます。一旦結婚や出産などで現場を離れてもまた復帰される女性も多く、一生を通じて働くことのできる職種ということができます。
休日などについても通常は週休二日制のシフトをとっているところがほとんどですから無理をして働くというよりは計画的に仕事をすすめていけるところは魅力といえます。

作業療法士の場合は、現状ではその数も理学療法士に比べて限られていることからほとんどが正社員として雇用されており、ご本人の意向などからパートタイムとなるケースもあるようです。理学療法士によるリハビリでなんとか身体が動くようになった患者さんに、作業療法士が長期プランで社会復帰するため作業を訓練していくというものになりますので、より持久戦になっていくことは間違いなく、対象者からさらに大きな信頼を勝ち取らなくてはうまく仕事を進めていかれない難しい職業ともいえるのです。

収入などを期待して就く職業ではなく、対象となる人たちがしっかり社会復帰するめどをつけ、再度人生に夢がもてるようになることを心から応援し、またそれを自分のことのように本当に喜べる人がつくべき仕事であることは間違いありません。そのためならばどれだけの努力も相手とのコミュニケーションも厭わないという強い心をもち、やさしく対応できる人こそが作業療法士を適職として選択することができるようになるのです。口で言うのは易しいことですが、いざ子の仕事に就いた場合、自分自身のモチベーションをしっかり高められる強い精神力が必要になる仕事でもあります。そういう意味では、通常の営利事業のような損得勘定だけではない、もっと深い対応力を発揮できる人だけが続けて行ける仕事でもあるのです。今後の高齢化社会の進行課程では必要不可欠の職種となることは間違いなく、作業療法士に対する社会の期待もさらに高まることが予想されています。

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