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作業療法士になるには

事故にあったり、病気の影響を受けて体や精神に障害を持つことになってしまった人や、生まれつき障害をもった人に対して、医師の指示により障害の機能回復や日常生活における様々な動作の維持、改善といったことをはかっていく役割を果たすのが作業療法士です。同様に見える職種に理学療法士というものがありますが、理学療法士が寝返りを売ったり、起き上がったり、立ちあがる、あるいは歩行するなど、日常生活上で必要な基本動作ができるように身体の基本的な機能回復をサポートするため、運動療法や、電気・温熱・光線などを使った物理療法を用いて、身体の機能や動作の回復を進める専門職であるのに対して、作業療法士は、入浴や食事など日常生活の動作から、手工芸、園芸及びレクリエーションといった活動い至るまで、人が日常的に行うすべての作業活動を通して、身体と心のリハビリテーションを行う専門職ということになります。理学療法士と異なるのは、作業療法士がそううつ病及や摂食障害をはじめとして精神障害の患者さんも対象としていることで、理学療法士よりもさらに幅広い対象者に対してリハビリテーションを行っている点です。一見似ているように見えますが微妙に守備範囲が異なるのがこの2つの職種の違いとなっているのです。

作業療法士になるためには、国家試験に合格することが必要となります。まず受験資格を取得するために専門学校を卒業することが必須となります。つまり独学で取得できる国家資格ではないことに注意が必要です。高校卒業後、作業療法士のリハビリ専門学校において3年以上勉強し、一般教養中心の基礎分野の授業科目とともに、身体の仕組み中心に学ぶ専門基礎分野の授業科目、さらに作業療法士の知識や技術が中心となる専門分野の授業科目の修得が義務付けられます。 さらに作業療法士になるためには、実際にリハビリの現場において作業療法士に指導してもらう臨床実習を18週間以上実習することが義務付けられています。

作業療法士は、医療上の様々な知見を有していることが必須となりますが、それ以上に、その対象となる人々の心をしっかりと感じ取り、意思の疎通がはかられていることが重要になる仕事となります。とくに体の障害のみならず精神障害者も対象にして、しっかりと生活がしていけるようにすることを大きな役割としていますから、まずその対象となる相手から信頼されることが重要になりますし、相手の気持ちを推し量ることができる人でなければ勤まらない仕事といえます。

この仕事に向くタイプの人は、特定分野に精通しているというよりは、生活における様々な分野に関心を持つことができる人が望ましくなっています。患者さんに寄り添うためには患者さんが興味をもっていることに自分も同じような興味を注ぐことができるかどうかが大切になるのです。特に患者さんが興味をもつ趣味の領域などをうまく生かせればかなり魅力的で効果的なリハビリプランを作り上げることもでき、患者さんのモチベーションを大きく引き上げることも可能になるわけですから、こうした患者目線で興味をもつことやプランにうまく織り込んでいくといった臨機応変な対応はきわめて重要になるのです。
また作業療法士の仕事は身体にかかわる分野と精神にかかわる分野の両面から構成されていますので、このバランスをしっかりとれる療法士が重要な存在となります。あまり固定観念に凝り固まってしまうよりはフレキシビリティをもって患者さんに接することができるほうが大切になるのです。最後は患者さん自身が納得し、しっかりとして意欲をもって作業をしていけるかどうかが一番大事なのです。作業療法士自身が自分の仕事として納得できるものかどうかというのは実はまりこだわるべきポイントではないのです。むしろいかに相手に合わせられるかのアプリケーションをしっかりもっていることが重要になってくるのです。

信頼される作業療法士はこうした点をしっかり自覚しており、患者さんとのコミュニケーションを大切にしながら患者さんをうまく導いていけるタイプとなるのです。人と接するのは想像以上に難しいものとなりますが、それを厭わずにしっかりと患者さんと向き合って我慢強く接することができることがこの仕事にはもっとも必要となるのです。人の痛みに寄り添える作業療法士は人気もあり、多くの患者さんから高い支持を得ることになります。一緒に努力をしてみたくなるような、そんな雰囲気を醸成することができる作業療法士の仕事を確立できれば、自分ならではの強みとしてしっかりやっていくことができるようになるのです。 資格をしっかり取得することはもっとも重要なことですが、自分がこうした職業をしっかりこなしていけるタイプなのかどうかを見つめてみることも大切です。単なる資格取得の職業ではないということは、まず勉強を始める前にしっかり認識しておくことがこの職業をめざすにあたっては、もっとも肝要となるのです。

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