1. トップページ > 
  2. 理学療法士の仕事内容

理学療法士の仕事内容

理学療法士の仕事の手法やプログラムは実に多岐にわたっていますが、ひとことで言えば身体機能を回復させるのが大きな仕事ということになります。医療施設やリハビリテーションセンターに勤務する理学療法士の場合、医師の指示のもとで、病気や事故などで身体に障害を抱える人、あるいは身体機能が衰えた高齢者の運動能力の回復を援助します。しかし向き合う相手となる対象者はひとりひとりすべて抱えている問題やそのレベルが異なり、常に対象者の状況にあわせて障害や運動回復のプログラムを考えなくてはならないところが難しい部分になり、個別の対象者ごとに常にベストなプログラムを修正して提供し、実際に運用する段階でさらに対象者に合うように微調整をはかるという決め細やかさが要求されることになるのです。

理学療法士はその仕事上2つの療法について熟知している必要があります。 ひとつは運動療法です。これは運動を行うことによって問題のある関節部分の動きをより潤滑にしたり、筋力の回復を目指すことになります。体の特定部分の麻痺や骨折、その他のケガや病気により歩くことや動くこと、そのほかの生活にかかわる主要な動作をすることが困難になってしまっている患者さんに対するリハビリの歩行訓練や筋力をつける運動なを行うのか運動療法の主なものとなります。

一方、運動ではなく、温熱や寒冷、電気による刺激、赤外線放射、水、その他薬物を利用しない物理的な手段を駆使して治療を行うのが物理療法となります。物理療法はどれを選択することがもっとも機能回復にプラスになるのかを理学療法士の裁量で判断して実施していくことになりますから、まさにその知見に依存した療法の実施ということになるのです。こちらの療法は常に新しい技術が登場していますので、そうしたものへの知見を高める努力も日常的に行うことが求められます。

理学療法を受ける対象となる方々は、病院や診療所に入院している場合には、まず主治医や担当医に相談するところからはじまります。担当医師が理学療法の必要性を判断した場合は入院、通院中の医療機関に理学療法科が設置されていれば、その療法を受けることが可能となります。

また障害を抱えながら自宅で生活している高齢者などで理学療法を受けることを希望する場合には、通所リハビリテーション、もしくは訪問リハビリテーションサービスを利用することが可能で、まずはかかりつけの医師やケアマネージャー、市町村の介護保険課に相談することでサービスを受けることができるようになります。

高齢者で身体機能低下が心配な場合には、介護予防事業の適応対象となり、市町村騒人保険担当課や地域包括支援センターなどに相談することにより予防的な療法を受けることが可能になります。

さらに障害をもっている人の場合には障害者入所施設や通園施設などで理学療法を受けることが可能となります。こうした場合には福祉事務所に相談することで療法を受けることが実現できます。

このように理学療法の対象となる人たちには実に様々なレベルが存在し、通常の医療施設以外からもこうした療法を受けたいという希望が寄せられることになるため、理学療法士も様々な機関で勤務し、その要望と需要に対応していくことになるのです。
日本理学療法士協会が公表しているデータによりますと、施設別の理学療法士の勤務人数は病院が4万3千人ほどで、医療福祉中間施設、つまりリハビリテーションセンターのようなところの勤務者が1万2千人弱、診療所が5500人程度、風刺施設が3500人程度、保険スポーツ機関が5600人程度となっており、現状では圧倒的に病院勤務が多いことがわかりますが、勤務・従事先も徐々に広がりをみせていることがわかります。

こうしたことから病院やリハビリセンター、診療所などに勤務する理学療法士は医師のみならず看護師、ケアマネージャーなど他の職種の人たちと連携した仕事をすることが求められることになります。患者に目配りしている多くのスタッフから状況を把握し、心理状態なども詳細把握して上で、いかに本人のモチベーションが高まるようにプログラムを設定し、実行できるかが理学療法士の腕の見せ所となるのです。対応する相手はあくまで人間ですから100人の患者さんがいれば100人が異なるものとなります。したがってひとりひとりの対象者と向き合って最善の方法を提供し、修正しながら状況を改善していくといった根気のある対応を求められることになるのです。

特に不慮の事故などで体の機能を失ってしまった人の場合、高齢者が体が動かなくなった状況とはまた別で、人生で突如としてそうした状況に陥ってしまったわけですから、精神的なダメージが癒されないかぎり、簡単にリハビリを行って状況を改善するといったことにはならないことがほとんどです。いかに相手の痛みを感じ、共感したうえで新たな方向へ気持ちを立て直してあげられるかが重要になるのです。事務的な対応では絶対成果がでないのがこの仕事だということを理解して、日々理学療法士は患者の現実と向き合い続けているのです。本当に本質的な部分で人の痛みというものを理解してあげられることが理学療法士の仕事には必要となるのです。

コンサルタントに希望を伝え、好条件求人や公開されていない求人を紹介してもらう方はこちら コンサルタントに相談する
PAGE TOP